草花のお手入れについて

美しい庭作りには草花は欠かせません。

草花を花期に応じて植え替えたり、春夏秋冬と季節ごとの花壇づくりを行ったり季節感が出るように配慮しながら、できるだけ花をたやさないように美しく庭をコーディネー卜したいものです。

草花の育て方で大切なことは?

水やり

花に水が掛からないようにたっぷりとあげます。
夏季の水遣りは気温の上がらない早朝、又は夕方に行います。この場合、昼間は多少葉が萎れていても問題ありません。
冬季の水遣りは、根の凍結を避ける為、気温の上がってくる午前中に行います。

花がら摘み

開花後の不必要な花がらは、草花の活力を衰えさせるので、早目に取り除きましょう。
こまめに花がら摘みを行うことで、花つきが良くなります。

切り詰め・間引き

生育して大株になったり、草姿が乱れてきた草花は、蒸れて株が弱ったり伸びすぎて倒れたりします。このような場合、重なり合った葉や混み合った株を、切り詰め又は間引いてあげる事が大切です。ポイン卜は、切り詰めの場合、茎に下葉を2〜3枚必ず残して切る事、間引きの場合は、茎を数本残して他は間引きます。

施肥

次から次へと花の咲く草花は、エネルギーの消耗が激しいので、毎月2~3回の追肥が必要です。液体肥料、粒状肥料が効果的です。

草花の種類

多年草
(宿根草)
寒さ、乾燥で地上部が枯れ、地中部は生きていて環境条件が良くなると生成を開始します。生育環境が良ければ、毎年花を咲かせ、周期的な季節の訪れを知らせてくれます。樹木に比べ、花色の変化に富み、葉を楽しめる種類も多く繁殖力があります。日当たり、気候の変化に耐えることができるか(耐寒、耐暑、耐乾)配慮する事が大切です。
一年草 春播き(非耐寒)、秋播き(耐寒)があり、一年のうちに発芽し、花を咲かせ、実を結んで枯れ、種を残します。種は風や川の流れで運ばれ、落ちた地で芽を出します。その特徴を活かして植えることが最良と考えられます。ポット苗を購入して植えることが多いですが、管理ができるなら種子から育てるのも面白いでしょう。
二年草 秋に発芽し、越冬して生長、開花、結実し一年未満で枯れます。十分生育した苗を購入し、あまりいじらない場所に植えます。
球根 多年草の一種で地中に養分を蓄え、肥大して塊上の根が茎になり、養分によって発芽、生長します。春植えの球根は、夏から秋に開花、秋植え球根は春から夏に開花します。耐寒性のない春植え球根、耐暑性、耐湿性のない秋植え球根が多く、時期が来たら、堀上げしておく場合もあります。