ポラスグループの取り組み

  • 2017/07/06

ロート製薬様をお迎えし「CSV(社会課題の解決と事業の両立)の取組み」について講演いただきました。

6/5(月)ポラスグループ 中央グリーン開発株式会社にロート製薬株式会社 広報・CSV推進部部長 河崎様をお迎えし、グリーン開発が今年度より実現を目指しているCSV活動について、ロート製薬様が先進的に取り組まれている事例をご紹介いただきました。

今年で創業118年となるロート製薬様。おなじみの目薬をはじめ、スキンケア・再生医療などにも力を入れているほか、「薬に頼らない製薬会社になりたい」という思いで“健康“をテーマとしたレストランやアイスなどの食品をプロデュースしたり、盲導犬の育成、視覚障碍者の方がプレーする「ブラインドサッカー」の支援といった社会貢献まで、大変幅広い取組みをされています。

河崎様はCSRとCSVの違いについて「CSRは企業が得た利益の中から行う社会貢献、お金がないとできない」「CSVは日常の仕事そのものが社会の役に立つ」という考え方であるとおっしゃいます。
ロート製薬がCSVの考え方を持つようになったきっかけは2011年の東日本大震災でした。

震災発生直後から現地入りし、現地の学校に薬箱を届ける活動を開始。その中で震災によって家族を失ったたくさんの子供たちを目の当たりにした河崎様をはじめとするロート製薬は、カゴメ株式会社、カルビー株式会社の三社で震災遺児の進学を支援し夢を応援する「みちのく未来基金」を立ち上げました。

支援を求める子どもたち一人ひとりと面談した河崎様。
「将来看護師になって多くの“命”に立ち会う仕事をしたいです!」
「理容師の学校を卒業し、地元に戻って地域のおばあちゃんたちの髪を切りたいです!」
と、どの子どもたちも目をキラキラさせて将来の夢を語る様子に大変感動されたそうです。

現地で3年間の復興支援を経てロート製薬へと戻られた河崎様は、同社の社員たちにも、与えられた仕事をこなすだけでなく、毎日の仕事が人の役に立っている、やりがい・生きがいを感じて働ける職場にしたいという思いで社内改革に取り組まれました。その結果社員たちからたくさんのアイデアが生まれ、現在の様々な取り組みが実現したのだそうです。

「心が喜ぶ仕事をしていますか?」 と我々に問いかける河崎様。

“社会のために何かをする前に、まず社員一人ひとりがやりがい・生きがいを感じる「心が喜ぶ」働き方をする事が大切である。“
グリーン開発が実現を目指すCSVの取組みに対して大きなヒントを頂いた講演となりました。

中央グリーン開発㈱は今後もCSV(社会課題の解決と事業の両立)の実現を目指した取り組みを行っていきます。

※CSV・・・社会課題の解決と事業の両立
※CSR・・・企業の社会的責任
※今回ご講演後、中央グリーン開発から「みちのく未来基金」へささやかではありますが寄付をさせていただきました

温かい関西弁で話される ロート製薬㈱ 広報CSV推進部部長 河崎様

グリーン開発本店3階が会場となりました。

心に響くフレーズで語りかけられます。

震災時にお腹の中にいた子が卒業できるまで25年間の計画で始められた「みちのく未来基金」

風土改革により新人社員でも部署トップにアイデアをプレゼン提案しやすい環境に。