ララポラス夏号本誌
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手仕事 浅草寺の夏の風物詩「ほおずき市」。ほおずきの鉢には、涼やかな音色を添える風鈴が吊るされている。かつてほおずき農家があった江戸川区に工房を構える篠原風鈴本舗。職人たちが、ガラス吹きから絵付けまでを一貫して手がけている。ガラスでつくった口玉に溶けたガラスを巻き付け、一息で吹き上げる。わずか1秒。その一瞬で音色が決まる。型を使わない「宙吹き」のため、一つとして同じ風鈴は生まれない。 その特徴は、口玉を切り離した跡に残る鳴り口の「ギザギザ」。風鈴の中で揺れる「舌(ぜつ)」が触れることで生まれる繊細な響きが、柔らかく豊かな音色を生み出す。 「風鈴は目と耳の両方で楽しむもの」。先代から受け継いだ思いを胸に、ガラス吹きと絵付け、そのどちらにも妥協しない。 風鈴は誰かに何かを知らせるための道具ではない。風が吹いたら鳴り、吹かなければ鳴らない。自然に身を委ねながら、風の気配を音で感じる—。江戸の昔から変わらない感性を、今日も職人たちが吹き継いでいる。ポラスが寄り添う街に息づく手仕事。受け継がれてきた技と、作り手の思いを訪ねます。江戸風鈴風を待つ音を、つくるこの街の2376145 篠原風鈴本舗ホームページ篠原風鈴本舗で絵付けを担当。三代目・篠原裕さんとの結婚を機に風鈴づくりに携わる。平成8年、江戸川伝統工芸展奨励賞受賞。1 ガラスの内側から一筆一筆描いていきます 2.5.6 江戸風鈴の製造所は現在わずか2カ所 3 上部の「口玉」を切り落とすことで鳴り口をつくります 4 鳴り口の凹凸が生む、柔らかく表情豊かな響き 7 一人前になるには10年以上の修業が必要だそうです篠原風鈴本舗東京都江戸川区 篠原惠美さん13

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