ララポラス 2021新春号
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「土に触れることは、子どもだけでなく大人にとっても良いこと。野菜を育てる日常は暮らしを心身ともに豊かにしてくれるはず、という確信がありました。各戸のお庭にポタジェ(家庭菜園)を作るだけでなく、もっと広い農園スペースもあったら……とさらに思いが膨らんで、思い切ってお隣の土地を所有する駒崎さんに土地を貸してくださいと相談したところ、快諾いただいて、今回の市民農園利用権付住宅が実現しました」 駒崎さんは兼業農家で、野菜を育てるプロフェッショナル。「鳥に食べられないようにネットをかけるのよ」「雑草は小さいうちにこまめに抜いていれば大丈夫」「食べたい時期に合わせて、時間差で植えるといいのよ」と、次々とアドバイスをくださいます。「おいしい野菜をつくるコツは、毎日野菜の顔を見て、『大きくなったね』と話しかけて、お世話を惜しまないこと。この農園で出会う住民の皆さんとの交流が楽しみです。このあたりは農業が盛んな地域ですから、他の農家さんにも交流の輪が広がったらいいですね」。 夕飯の準備の前に、食べる分だけの野菜を摘んできてつくる「採れたて新鮮サラダ」は、格別の味。そんなわくわくがいっぱいの「農」のある暮らしを、ポラスは自信をもっておすすめしています。農業が盛んな春日部・藤塚地域で、「農」を仲介に継続的なコミュニティを育む街が誕生しました。自然豊かな環境にあり、一戸あたりの土地面積が200㎡とゆとりがある美しい街並み。隣接する市民農園で本格的な野菜作りを楽しむことができる、この地域ならではの街づくりができました。「HANA MIZU KI 」春日部・藤塚農園地元農家とのコミュニケーション住民同士のコミュニケーション子どもたちに「農」の体験を創出5

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