ララポラス 2019秋冬号
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「完全無人化工場」の実現を目指すフー氏。遥かな夢を見据える瞳は、どこまでも真っ直ぐな輝きを帯びていた。フー氏が企画開発を行った、木材の自動投入機の設計図。すでに現場にも導入され、大きな成果を挙げている。ではだと感謝しています。 私には夢があります。それは、当時学生だった私にポラテック㈱の専務が語ってくれた『無人工場』構想の実現です。そのためには常に新しい知識を学び、アイデアを駆使しながら実行していく必要があります。来年からは新しい部門が新設される予定ですので、ますます研究も深化していくことでしょう。働く人々にとっての快適性と、最新鋭の機械を用いた生産力、どちらも兼ね備えた無人工場を作りたい。遥かな夢ですが、叶わない夢はありません。すべての人にとって理想的な家づくりを、技術の力で支えていきます。プレカット工場社員ポラテック(株)プレカット生産本部 チャン・ゴク・フーVol.42016年、ベトナムのハノイ工科大学電気工学科より新卒入社。無人工場の夢を叶えるべく、日々研究と実践を続けている。無人工場にチャレンジできるのは、ポラスしかないと思った。 私が生まれ育ったベトナムでは、ほとんどの家はコンクリートで造られます。そのため、以前から日本の木造建築の技術が気になっていました。だからこそ、最初にポラスのプレカット工場を目にした時には、その規模と繊細な技術に驚かされました。住宅建築用の木材において、これだけの加工実績と技術がある企業は、日本でも他にないでしょう。さらに、ポラスグループでは、将来的にプレカット工場を完全自動化、つまり『無人工場』にしようと試みています。これほど機械化やロボットの導入に積極的な企業は、世界的に見ても類を見ません。「これはチャンスだ」とポラスを選んだ、あのときの自分に間違いはありませんでした。人間と機械が、互いに助け合う工場を作りたい。 普段は機械のメンテナンスを主業務にしながら、無人化に向けた課題の研究を行っています。先日開発したのは、木材の自動投入機。これまでは機械のスタート時に必ず人間が手を加える必要があったものを、機械が自動で行うよう変更しました。設計には半年を要しましたが、結果は無事に成功。予想通りに動いてくれた瞬間は本当に嬉しかったです。こうした挑戦を後押ししてくれるのも、ポラスの柔軟な企業体制なら9「誰にも実現できなかった夢を、 ポラスで叶えたい。」ポラスの顔。加工する人。「誰にも実現できなかった夢を、 ポラスで叶えたい。」3

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