ララポラス 2016秋冬号
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5LaLa polus Vol.11123構造計算だけではあいまいだった吹き抜けやスキップフロア、斜め壁等の計算が可能となり、耐震性能の向上が図れるようになりました。構造計算を行い、優れた耐震工法を導入しても、正しく施工する技術がなければ地震に強い家はつくれません。下請け業者が施工を行う一般的な住宅会社と違い、ポラスの建物は全て直営責任一貫施工体制。釘一本の打ち方まで正しく理解した社員大工が、建物で最も大事な骨組みをつくります。さらに、品質管理部門によるダブルチェックも行い、安心・安全な建物の完成を実現しています。法律では義務付けられていない木造2階建ての建物においても、ポラスの建物は「自社」の構造技術社員が「全棟」の構造計算を実施し、優れた耐震性能を確保しています。また、オリジナル構造計算ソフト「ウッド・イノベーター」を開発し、基礎から上部建物まで一貫した立体解析を可能としました。建物と基礎の構造計算ソフト間のやりとりがなくなり、ヒューマンエラーも防げます。従来の2次元での構造計算ウッド・イノベーターによる3次元構造計算ポラス暮し科学研究所には、3階建ての建物の耐震実験まで可能な実大耐震実験施設があります。施工の良し悪しによる性能への影響を実験で確認し、現場と共有。また、構造躯体の試験体を「組みあげては壊す」という強度実験を繰り返し、オリジナルの強い耐力壁や接合金物等を開発しています。さらに、耐震性を確保しながら、木造住宅設計の自由度を高める研究なども日々行っています。ウッド・イノベーター

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