LaLapolus 2013年 秋冬号 Vol.4
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13レビを見ているばかり。そんな姿を見ている奥さまは落ち着かずにイライラする毎日。決して他人ごとではないこんな問題には、リビング・ダイニングにそれぞれの書斎や家事コーナーを設けて、ほどよい距離で快適に暮らせるのが理想です。また、独立した子供の部屋には当時の本アクティブシニアは生活よりもアクセスの良い駅前の住み替えも現在の住宅を選ぶ際は、子育てを優先して学校までの距離や公園などの環境、駐車場や庭の広さも考慮して購入したマイホーム。その後子供たちも独立し、夫婦二人になると住環境に求める条件の優先順位も変化します。今まで自転車で通っていたスーパーは、だんだんその距離を感じはじめ、どこかへ出掛けるために駅まで歩くのも億劫になり、ついつい出不精に。最近では、老後は閑静な環境や庭の広さよりも、旅に出たり、映画を見たり、友人との食事会に行くにも何かと交通が便利で刺激的な都市部に移りたいと考えるアクティブシニアも多いようです。さらにリタイヤ後の田舎暮らしや、憧れのハワイ、物価が安くて治安のよい海外移住、海外までとは行かずとも温暖な環境への移住など、テレビで紹介されるような暮らしもしてみたいと思いますよね。住み替えはじっくりと慎重に。 不安解消のためのアドバイス。こうした住み替えに計画通りに成功する方もいる一方で、「こんなはずではなかった」と後悔する人も多いそうです。新しい土地に友人もなく、地元のコミュニティーにも溶け込むことができずに孤立してしまうケースや、気候や習慣に馴染めないことも。なかには連れ合いが他界してしまい、頼れる友人・知人、親類・家族もいない土地で孤立してしまうこともあるようです。こういった不安を解消するために二つの提案があります。一つ目は、自宅を売却して、現在お住まいの地域の中で駅に近くて便利な場所に住み換える方法です。二つ目は、元の住まいは貸家にしておき、いざとなれば現在の住まいに戻ってこられるようにしておく方法です。前者は売却した資金で中古の物件を購入し、住みやすいようにリフォームするケースと、売却資金を頭金にして新築のマンションや分譲購入、あるいは土地を購入して注文建築を建てるケースなどが考えられます。後者は、移住先に物件を購入するか、賃貸にするかの選択になります。メリットは、元の住まいを賃貸にしていることで家賃収入が期や家具がそのまま残されていませんか?夫婦2人の暮らしになるとなかなか2階は利用せずに物置状態。「大切な思い出だから」とのお気持ちもわかりますが、地震の際にはその重さで1階に住む人には凶器になることもあります。「2階への上り下りも大変で、掃除も面倒」とお思いでしたら、思い切って2階を取り壊し平屋にしてみてはいかがでしょうか?そうすれば地震にも安全で掃除も簡単、1階だけの生活になりますから、冷暖房の省エネにもつながります。「平屋へのリフォームはやりたくないけど、地震は心配」と建物の構造に不安があれば「耐震診断」を受けてみてはいかがでしょうか?専門家が建物の隅々まで点検し、耐震に問題があれば必要な補強をアドバイスしてくれます。

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