LaLapolus 2013年 秋冬号 Vol.4
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12住まいの不安は先延ばししない!選択肢のある50代の内に考える。「子供達も成人し、やっと自分たちに時間ができたから、思いっきり元気に人生を楽しみたい」と思っている方も多いと思います。だからこそ心身ともに元気な今のうちに、老後を安心して暮らせる“終の棲家”の準備をオススメします。「まだ50代だし、先も長いから今から考えなくても…」と思われるかもしれませんが、この50代が大切なのです。なぜなら「住み替える」にせよ「建て替える」にせよ住宅ローンを利用するなら、ご主人が定年退職をする60歳までが一つの目安となるからです。まずはご主人が定年を迎える60歳の時に現在のお住まいの築年数を計算してみてください。そこから少なくとも数十年暮らすことになるわけですから、今からしっかりと考えておく必要があります。やはり住み慣れた土地に暮らす。地元が一番。ずっとここに住む。住み慣れた場所には、多くの友人や知人、通い慣れたスーパーやお気に入りの居酒屋や美容院、毎日の散歩道など、大切なコミュニティーが形成されており、何物にも替えられない財産となっていることが多いようです。やはり現在の場所を離れたくはないとお考えの場合は、建て替えを検討する必要があります。そこで問題になるのが、子供世帯との関係。「いずれは子供と二世帯住宅に…」とお考えであれば、早いうちからお子さんの意思を確認しましょう。最近の傾向をみると「同居」というよりは、「親の近くに」と若い世代は考えているようです。同じ屋根の下というよりは、お互いの生活リズムを尊重しつつ、困ったことがあればお互いに助け合える「近居」が主流になりつつあるようです。それでも「先のことは分からない。」とお考えであれば、建て替える際には、これまでの半分の広さの家へ縮小してはどうでしょうか?土地にゆとりがある場合は半分の敷地に小さく建物を建て、残りは庭にしておけば、いずれ同居となればその土地に子供が建物を建てることも可能です。一方で、敷地にゆとりがなければ、建物の半分を賃貸にする「賃貸併用住宅」にしておけば、家賃収入として定期収入も期待できます。いずれ同居となれば、子供世帯はそのまま賃貸スペースに入居させることも可能です。これからの暮らしを見直して、 主人も私も快適にリフォームする。「現在の建物は築20年も経っていないし、建て替えの予算もない。」とお考えの方にはリフォームをお勧めします。長い老後を夫婦だけで暮らしていくわけですから、お互いに良く話し合い、納得したリフォームを計画しましょう。ご主人には趣味がなく、定年後は毎日家でゴロゴロしているか、リビングでテ50代からの住み替え&暮らし替え

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